高血圧とは血圧が持続的に上昇した状態のことをいいます。
西洋医学的な見解をご紹介しましょう。
正常血圧と高血圧を区別する絶対的な血圧値があるわけではありませんが、一般的に広く知られている正常血圧の参考値は拡張期血圧140mmHg、収縮期血圧90mmHgです。
したがって、血圧 がこれらの数値を上回ると高血圧であると考えられています。
高血圧の要因は多岐にわたりますが、代表的なものとしては心臓の機能不全による心拍出量の増加、末梢血管の異常収縮や狭窄、そして血液粘度の増加の三点を 挙げ ることができます。
これらの高血圧要因によって体中の血管が傷つけられ、やがては各臓器の重篤な機能不全をもたらします。
では高血圧を引き起こす各要因はどのようなメカニズムでもたらされるのでしょうか。
そのメカニズムの全容は明らかになってはいませんが、主として二つの原因が有名です。
一つ目の原因として考えられているのは、食塩の過剰摂取によって血管の血圧調節機能に異常をきたすケースです。
二つ目の原因はホルモン反応の異常 や、精神的ストレスが心臓の過負荷を引き起こし、前述した心臓機能の異常をきたすケースです。
とりわけ高血圧の第一の原因として挙げた食塩の摂取過多については、醤油の消費量を考えてみるとわかるように地域や家族によるばらつきが顕著に現れます。
高血圧の予防には、まず自分の日常生活習慣を見直し、自分の味つけの嗜好を知ることや、日常生活のストレスを上手に解消する術を身につけることから始めることが大切だといわれています。
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